受け身を本当に理解しているかは、書き換え問題では分かりません。Kenta took this photo. を受動態に直せることと、What language is spoken in your English class? という質問を読み取って自分の教室のことを答えられることは、別の力です。発展版の大問7は、グリーン先生からの返信——受け身の質問2つ——に答える読んで書く統合問題。入試の英問英答で試される「読んで、応じて書く」を、受験学年の最初のテストから始めます。
この教材で解決できる悩み
- 上位層向けの問題が「複雑な書き換え」になりがちで、思考を測れていない
- 英問英答の練習を始めたいが、入試過去問は中3の1学期には文脈が重すぎる
- 希望者チャレンジ・再テスト用の「同じ範囲のもう一段」がほしい
発展版が変える2つのつまみ
範囲は標準版と同じ(受け身+中1・中2の復習)のまま、支援と統合だけを変えます。
- 支援を外す——チャットの語群なし。written・taken・known を文脈から自力で取り出します。資料読解は「先生の2つの希望(新しいもの・花火)の両方に応える滞在プラン」を到着日と資料から構想する記述に
- 統合を足す——大問7で、先生からの返信(What language is spoken 〜? / Which place is loved 〜?)を読み取り、3文以上で答えます。質問の意味をつかみ、自分の事実で応じる——英問英答の中核技能を、文通の続きとして体験させます
観点比率は47:53。シリーズで唯一、1学期の時点から思考・判断・表現が過半になる設計ですが、場面がすべてニュースレターと交流なので、無理な難問ではなく「たくさん伝える」方向の負荷になっています。
「受け身で聞かれたら受け身で答える」を強制しない
大問7の採点方針は、教師用資料にこう明記しています——能動態で答えても、意味が正しければ満点。English is spoken in our class. でも We usually speak English. でも、質問に応じられていれば同じ価値です。ここで測りたいのは態の変換規則ではなく、「読んで理解したことに応じて書く」力だからです。むしろ、受け身の質問の主語(language・place)を自分の答えの出発点にできる生徒は、構造が読めている証拠——それは加点評価で拾います。
3版そろえた運用
基礎版・標準版と同一場面・同一設計です。一斉テストは標準、支援が必要な生徒に基礎、返却後の希望者チャレンジに発展——版をまたいでも解説は1回で済みます。年間の物語は期末版(グリーン先生との再会・現在完了の初登場)へ続きます。