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中1英語・最初の定期テストの作り方|大問構成・配点・観点別評価まで

中学1年の最初の定期テストの作り方を、大問構成・配点設計・観点別評価の観点から具体的に解説。場面設定のない穴埋めをテストに置かない理由、リスニングからライティングまでの構成例、100点の配点の割り方、評価規準の書き方まで。基礎・標準・発展3難易度のテスト実物(Word編集可)つき。

公開 2026-07-19・更新 2026-07-19

中1の最初の定期テストは、担当者がいちばん迷うテストです。範囲は狭い(be動詞・一般動詞・あいさつ程度)、生徒は初めての定期テスト、そして「英語は暗記科目」という印象がここで決まってしまう——出題の自由度が低いのに、責任だけが重い。

この記事では、最初のテストを「場面の中で英語を使えるかを測るテスト」として作る手順を、大問構成→配点→評価規準の順にまとめます。当サイトの中1・1学期テスト実物(基礎・標準・発展)と同じ設計思想なので、実物を見ながら読むと具体的です。

最初に決めること——「ワークと同じ問題」をテストに置かない

作り方の前に、1つだけ原則があります。場面のない単語の穴埋め・並べかえ・英訳は、テストの中心に置かないこと。

理由は2つあります。第一に、それはワーク(練習)の形式であって、練習と同じ問題が出るなら生徒の勉強は「ワークの暗記」になります。第二に、場面がない問題は「英語を使える」ことを測れません。I am a soccer fan. を書けることと、自己紹介の場面でそれを言えることは別の力です。

そこで、テスト全体を1人の登場人物のストーリーで貫きます。当サイトの中1テストは「転校生Miaの学校生活」が一本の軸で、リスニングからライティングまで全部がMiaに関わる場面です。場面を大問ごとにバラバラに設定するより、生徒が場面を理解するコストが下がり、「相手意識」も最後まで一貫します。

大問構成の実例(6〜7題・50分)

大問場面と形式測る力配点目安
1スピーチを聞いて紹介カード完成+校内案内を聞く聞くこと(知技・思判表)20点
2グループチャットの文脈で語形を判断文法(知技)20点
3場面のやり取り(ろうか・授業・給食での応答選択)やり取り(思判表)10点
4ポスター2枚×本人の希望を照らして選ぶ情報統合(思判表)20点
5教科書本文の読解(発問5層)読むこと20点
6条件つきライティング(読み手明示)書くこと10点

ポイントは3つです。

  1. リスニングを最初に置き、聞いて書く小問を混ぜる(音と文字の橋を測る)
  2. 文法問題にも場面を付ける(チャット画面・メモという文脈の中で語形を選ばせる)
  3. ライティングは「だれに・何を・いくつ書くか」の条件を明示する(採点可能にするため)

配点の設計——1問を重くしない

100点の割り方には信頼性の理屈があります。1問の配点が大きいほど、その1問のマルバツで点数が大きく揺れ、実力以外の運の要素が増えます。おすすめの刻みは次のとおりです。

  • 知識・技能の小問: 2点(語形選択・聞き取りなど)
  • 思考・判断・表現の小問: 3点(場面判断・情報統合)
  • 応用の記述: 4点
  • ライティング大問: 10点満点(内容6+語数・正確さ4)

ライティングを25点のような大きな塊にしないのがコツです。10点に抑えて大問数を増やし、広く浅くサンプリングする方が、テスト全体として実力を正しく映します。合計がちょうど100点になるかは、作った後に必ず検算してください(小問数×配点の表を作ると速いです)。

観点別の比率は、中1の最初なら知識・技能57:思考・判断・表現43程度がバランスします。学年が進むにつれ思判表側へ寄せていくと、入試の思考型出題に定期テストから慣れていけます。

評価規準と採点のブレ対策

ライティングの採点は、評価規準を先に文章化しておかないと必ずブレます。最低限、次の2つを採点前に作ってください。

  • B(おおむね満足)の姿: 「条件を満たし、be動詞・一般動詞の文で自分のことを3文書けている。つづりの誤りがあっても意味が通じる」のように文章で
  • a/b/cの基準と点数換算: 内容点6点をa=6・b=4・c=2のように刻む

もう1つ大切な立場の整理として、主体的に学習に取り組む態度はペーパーテストで点数化しないのが原則です(提出物・振り返りなど別の場面で見る)。テストで測るのは知識・技能と思考・判断・表現の2観点、と割り切ると採点も説明も楽になります。

平均点はどこを狙うか

最初のテストの平均点は65〜75点を狙うのが定石です。低すぎると「英語は無理」という早すぎる挫折を作り、高すぎると2学期以降の急落が保護者説明の火種になります。難易度の調整は問題を変えるのではなく、支援の量で行います——語群を付ければ易しく、外せば難しくなる。当サイトのテストが基礎・標準・発展の3難易度を同じ場面・同じ構成で用意しているのは、この考え方です。

実物を見る・そのまま使う

  • 中1・1学期中間テスト(標準版)——このページの考え方をそのまま形にした「最初の定期テスト」の実物。範囲はbe動詞・一般動詞のみ、基礎版発展版つき
  • 中1の定期テスト一覧——1学期中間・期末・2学期・学年末×基礎・標準・発展。教師用資料(設計表・リスニング台本・解答と許容範囲・評価規準・カスタマイズガイド)つき
  • 定期テストの使い方ガイド——学期制・前後期制の対応表と、自校の進度に合わせる3ステップ
  • Premium会員はWord版をダウンロードでき、固有名詞(ALT名・部活・行事)を差し替えて自校のテストにできます

よくある質問

初めてのテストで、リスニングの音源はどう用意すればいいですか?

ALTに台本を読んでもらって録音するのが最善ですが、難しければ担当者の生読みで十分です。大切なのは台本にポーズの秒数を書き込んでおくこと(当サイトの台本は (2sec) 形式でポーズ指定済み)。読む速さのブレは、ポーズの長さを一定にするだけでかなり抑えられます。

範囲が狭すぎて問題が作れません。

範囲が狭いときこそ場面を増やします。同じbe動詞でも、自己紹介・友だち紹介・持ち物の説明・掲示板の書き込みと場面を変えれば、同じ文法を別の角度から何度も測れます。単語の書き取りを増やして水増しするより、テストの質が上がります。

観点別の内訳は成績にどう反映しますか?

大問ごとに観点タグを付けておき(当サイトのテストは全大問に明示)、観点別の得点率を出せるようにしておくと、評定への換算も保護者への説明も一気に楽になります。詳しくはお悩み相談の評価カテゴリに、観点別評価から評定への流れの記事があります。


テスト範囲の文法でつまずきが残っているなら、テスト前に文法の教え方ガイドから該当文法の定着ドリル(まちがい診療所つき)を1枚はさむのがおすすめです。

紹介した教材はすべて無料PDFでダウンロードできます

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