不定詞と比較は、中2・2学期の二大単元です。ここでテストが「不定詞の用法を答えなさい(名詞的・形容詞的・副詞的)」「比較級に直しなさい」と分類・変換の問題に寄ると、生徒は日本語の用法名やルールをあてる作業に戻ってしまいます。実際にこの2つが必要になるのは、「AよりBのほうがいいよ、なぜなら…」と比べて理由を言い、「あなたを〇〇に連れて行きたい」と目的や希望を伝える——だれかに何かを提案する場面です。この教材は、その提案の力を場面ごと測る中2・2学期の定期テスト標準版サンプルです。テスト全体を「オーストラリアからホームステイに来た大学生Jackに、日本のおすすめを案内する」というストーリーで貫き、2つを比べる(比較)ことと、したいこと・目的を伝える(不定詞)ことを、提案の中で行き来させます。
この教材で解決できる悩み
- 不定詞・比較を用法の識別や変換の問題で出してしまい、使って提案する力が測れない
- 二大単元をまとめて出すと、知識問題ばかりの寄せ集めになってしまう
- リスニングや資料読解を、単なる聞き取り・読み取りで終わらせてしまう
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年・2学期(不定詞の3用法・比較[比較級・最上級・as〜as]の範囲。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用4ページ+教師用2ページ(テスト設計表・リスニング台本2本・解答と許容範囲・評価規準/評価基準・カスタマイズガイド) |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能2点/思考・判断・表現3点/応用4点/ライティング10点) |
| 難易度 | 標準版(基礎版・発展版と同一場面・同一設計。作り分けは発展版ページ参照) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
「比べる」と「したい・するため」を、提案の中で使わせる
このサンプルの背骨は「提案の言語」です。大問2のチャットでは、JackへのおすすめをKyoto is older than Tokyo(比較級)、Sushi is the best food to try first(最上級+不定詞)、I came to Japan to learn about its culture(副詞的用法)のように、比較と不定詞が1つの会話に混ざって現れます。生徒は「これは形容詞的用法だから」と用法名で解くのではなく、案内の意味に沿って to や比較の形を選びます。リスニングも同じで、Part AでJackの希望(〜したい=不定詞)と好み(〜より〜が好き=比較)を聞き取り、Part Bで2つの行き先を比べる対話を聞き分けます。
ライティング(大問6)はこの総仕上げです。Jackに2つの候補を比べて、おすすめの場所や食べ物を提案する。「AはBより〜だ」(比較)と「あなたを〇〇に連れて行きたい」(不定詞)を1つのまとまった文章の中で使えて初めて条件を満たせる設計にしてあります。
学年進行で、思考・判断・表現をさらに上げる
配点の刻みは全学年の標準版と共通です。知識・技能の小問2点、思考・判断・表現3点、応用記述4点、ライティング10点。全小問に配点を明記し、100点ちょうどに設計しています。観点の比率は、中2・1学期の54対46から、2学期では53対47へ。比べて選び、理由を添えて提案する場面を増やしたぶん、思考・判断・表現を少しずつ厚くしています。学年が上がるにつれてこの比率を思考・判断・表現側へ移していく方針を、教師用の設計表に明記しています。
自校のオリジナルテストに育てる
教師用ページには、リスニング台本2本(ポーズ秒数つき)、解答と許容範囲、ライティングの評価規準・評価基準(国立教育政策研究所の参考資料の様式に準拠。比較・不定詞の形の正確さと内容の適切さをa/b/cで換算)、カスタマイズガイドを同梱しています。最上級が未習の学校向けの差し替え例、動名詞も範囲に含む場合に enjoy 〜ing を足す案も載せました。Jack を自校のALTや実在の交流相手に、店や場所を自校の地域のものに差し替えれば、設計はそのままに自校の物語のテストになります。テスト設計全体の考え方(妥当性・信頼性・配点理論)は中1・1学期の標準版のページで詳しく説明しています。同じ範囲の基礎版・発展版、当サイトのテスト作りの相談(定期テスト作問・難易度と平均点の設計)とあわせてご覧ください。