未来表現の教え方ガイド中学英語・中2
willとbe going toは書き換えではなく「決めた瞬間」の違い
willとbe going toを「ほぼ同じ・書き換え可能」と教えると、生徒は永遠に使い分けられません。その場で決めたらwill、もう決めてある予定ならbe going to——「いつ決めたか」という意味の違いから教える流れと、形の事故(will plays / be going toのbe抜け)の直し方をまとめました。
未来表現でつまずく3つのポイントと直し方
つまずき1: willのあとに三単現のs
× He will plays soccer tomorrow.
なぜ起きる? 三単現のsの定着が進んでいるほど、助動詞のあとも動詞は原形というルールと衝突します。
直し方 canで学んだ「助動詞のあとは原形」を思い出させ、will/can/mustを同じ仲間の棚に置きます。個別ルールではなく助動詞という棚で整理すると混乱が減ります。
つまずき2: be going toのbeが抜ける
× I going to visit Kyoto.
なぜ起きる? going toのかたまりが目立つため、beが「進行形と同じ相棒」であることが意識されません。
直し方 be going toを「be+going+to」と3つに分解して見せ、進行形のbe(am/is/are)と同じ一致ルールが働くことを確認します。主語を変えて言い換える口頭ドリルが効きます。
つまずき3: 使い分けの判断材料がない
× (どちらでも正解になる練習問題ばかり解いている)
なぜ起きる? 問題文に「いつ決めたか」の場面情報がないと、使い分けは運任せになります。
直し方 「雨が降ってきた→じゃあ傘を持っていくよ(その場のwill)」「切符を買ってある→be going to」のように、決めたタイミングが読める場面つき問題で練習します。
未来表現の授業の一本道(導入→定着→応用)
1つの文法は1時間では身につきません。意味に出会う導入、形を固めて使う定着、自分のことを語る応用——この一本道を、そのまま使える教材つきでたどれます。
1. 導入——意味と場面に出会わせる
週末の予定インタビューや天気予報ごっこで、「決めてある予定」と「その場のひらめき」の2種類の未来があることに気づかせます。
2. 定着——形を固め、使って身につける
ドリルは週末の相談対話を軸に、if節内・習慣(現在形が正解)も混在。willとbe going toを意味で選ぶ問題で判断を鍛えます。
3. 応用——自分のことを語るタスクへ
週末プランナー&おさそい活動へ。友だちの予定を聞いて「それなら私も行く!(I'll join you!)」と言う瞬間が、willのその場決定を体感する最高の場面です。
定期テストでどう測るか
テストではペンフレンドの来日プランや週末の約束チャットの場面で、2つの未来の使い分けと時制判断を問います。中2・1学期の定期テストが実例です。
未来表現の指導でよくある質問
willとbe going toの違いは中2でどこまで厳密に教えますか?
「その場で決めた/決めてあった」の1軸で十分です。予測の確度(雲を見てit's going to rain)などの細かい違いは高校に譲り、中2では使い分けの判断が起きる場面を1つでも体験させることを優先してください。
Will you 〜?を「〜してくれない?」と教えていいですか?
依頼のWill you 〜?は場面依存が強いので、未来の疑問(Will it rain?)が安定してから、依頼表現のバリエーション(Can you 〜?との比較)として別枠で扱う方が混乱しません。
if節の中は現在形、はこの単元で教えるべきですか?
接続詞ifの単元と重なる部分ですが、未来の文を書く場面でIf it will rain〜という誤りが必ず出るので、この単元でも「ifの中は未来でも現在形」を1度は扱っておくことをすすめます。当サイトの未来表現ドリルにはこの問題を混ぜてあります。