接続詞の教え方ガイド中学英語・中2
どれを入れても文法的には正しい。だから意味で選ぶ練習を
接続詞の問題は、選択肢のどれを入れても文法的には正しいことが多い——だからこそ、この単元の練習は最初から意味で選ぶしかありません。名物ルール「if・whenの中は未来でも現在形」の教え方と、becauseのあとが文にならない誤りの直し方を含め、意見を言う英語への入り口としての指導をまとめました。
接続詞でつまずく3つのポイントと直し方
つまずき1: ifの中にwillを入れる
× If it will rain tomorrow, I will stay home.
なぜ起きる? 「未来のことだからwill」という素直な推論の結果です。理屈抜きの規則として与えるだけでは、作文のたびに再発します。
直し方 「ifの中は条件の置き場所で、未来のwillは結果の文に置く」と役割で説明し、If it rains, we will 〜.の型を音読で体に入れます。なぜ間違いかを日本語で説明させる1問が定着を決めます。
つまずき2: becauseのあとが文にならない
× I like summer. Because swimming.
なぜ起きる? 「なぜなら+単語」で意味が通じてしまう日本語の感覚を持ち込んでいます。接続詞のあとに主語+動詞が必要という構造感覚が未形成です。
直し方 because/if/whenのあとに主語と動詞があるかを○で確認するセルフチェックを書く活動に組み込みます。「理由は文で言う」を型として繰り返すのが早道です。
つまずき3: 接続詞をなんとなくで選ぶ
× (whenとifとbecauseを雰囲気で入れ替える)
なぜ起きる? 形の誤りが出ない単元なので、正誤だけの練習では意味の判断が育ちません。
直し方 場面つきの選択問題(欠席の理由=because、遠足の計画=if)と、どちらも正解になりうる問題(because/whenの両方が成立する文)を混ぜ、選んだ意味を言わせる練習にします。
接続詞の授業の一本道(導入→定着→応用)
1つの文法は1時間では身につきません。意味に出会う導入、形を固めて使う定着、自分のことを語る応用——この一本道を、そのまま使える教材つきでたどれます。
1. 導入——意味と場面に出会わせる
if占いや「もし明日雨なら」の計画トークで、文と文がつながると言えることが一気に増える体験から入ります。
2. 定着——形を固め、使って身につける
ドリルはテスト勉強の相談対話を軸に、意味で選ぶ6場面+複数正解OKの1問を配置。まちがい診療所の主役はIf it will rain〜です。
3. 応用——自分のことを語るタスクへ
理由つきおすすめカード(I recommend 〜 because ..../If you like 〜, you will ....)へ。理由と条件を添えて意見を言う型は、英作文・スピーキングテストの得点フォームそのものです。
定期テストでどう測るか
テストではチャットや計画の場面で、意味に合う接続詞の選択とifの中の時制を問います。中2の定期テストの文脈文法問題(大問2)がこの形式です。
接続詞の指導でよくある質問
thatの省略は教えるべきですか?
I think (that) 〜のthatは「言っても言わなくてもいい」と最初から伝えて大丈夫です。むしろ音読ではthatなしの形を多めにし、書くときにthatを補えるかで理解を確認すると実態に合います。
whenとifの違いを聞かれたら?
「whenは起きるのが前提(〜のとき)、ifは起きるか分からない(もし〜なら)」の1行で答えられます。When I get home(帰るのは確実)とIf you are free(ひまかは不明)の対比例を1つ持っておくと便利です。
文頭のIf〜,と文中の〜if...はどちらで教えますか?
両方見せますが、書く練習は文頭型(If 〜, ....)から始めるのがおすすめです。コンマの位置という視覚的な目印があるぶん、2つの文の境界を意識しやすいからです。