仮定法は中学文法のラスボスと呼ばれますが、難しさの正体は形ではなく、使う場面が教室にないことです。「現実にはないことを過去形で言う」——このルールが腑に落ちるのは、自分の願望や空想を本気で言いたくなった瞬間だけ。このワークシートは、導入と定着ドリルのあとに置く応用の1枚で、「もしもの自分」をカードにします。If I were a bird, I would fly to school.(遅刻しない!)、If I had a time machine, I would meet my grandfather.、I wish I could talk with my dog.——空想は中学生の得意分野。仮定法は、それを言うための専用の形です。
この教材で解決できる悩み
- 仮定法が直説法との書き換え問題になり、「願いの文法」という中身が伝わらない
- If I was と If I were の混乱だけが残って、単元が終わってしまう
- 受験期の重い空気の中で、笑いのある言語活動を1つ入れたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(仮定法の学習後。ONE WORLD 3ほか全教科書対応) |
| 形式 | 表=つくる(ゴール→お手本→表現バンク→もしもメモ→カード)/裏=つたえる・ふりかえる(展覧会トーク→Why?深掘り→投票→自己評価4観点) |
| 時間 | 25〜35分 |
| 条件 | Ifの文2つ+I wishの文1つ |
教師の「もしも」から始めると、教室がほどける
進め方の最重要ポイントは、最初に先生自身のもしもカードを1枚見せることです。If I had more time, I would sleep until noon.(もっと時間があったら昼まで寝るのに)——先生の本音の空想に教室が笑った瞬間、「くだらない願いでいいんだ」という安全な空気ができます。グループの展覧会トークでは、気になったもしもに Why? で質問し、Because 〜 で答える往復が入るので、カードの回し読みが会話になります。仕上げは「発想がすごいで賞」「共感で賞」の2部門投票。空想の質を競うのではなく、2軸で拾うことで、突飛な子も堅実な子も報われます。
導入・定着との一本道
同じONE WORLD 3の仮定法には定着ドリル(仮定法の定着ドリル)があります。導入→ドリル→この応用で一本道が完成——そしてこれで、当サイトの全18文法に「導入→定着→応用」のチェーンが揃いました。仮定法の帯活動化(もしもカード・トーク)は帯活動シリーズでも展開予定です。