命令文の導入でよく使われるTPR(先生の指示で生徒が動く)は、それ自体は優れた活動ですが、生徒はずっと「指示される側」です。命令文が本当に自分の道具になるのは、指示する側に回ったとき。このワークシートは、導入と定着のあとに置く応用の1枚で、グループごとに30秒のオリジナル体操を設計し、英語の指示だけでクラス全員を動かします。Stand up! Raise your right hand. Jump three times. Don't stop!——自分の英語で40人が動く体験は、中1の教室でいちばん歓声が上がる瞬間のひとつです。
この教材で解決できる悩み
- 命令文の単元がTPRの「やられて終わり」で、産出につながらない
- グループ活動で全員に役割のある英語の仕事を作りたい
- 体を動かす活動を入れたいが、遊びで終わりそうで踏み切れない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(命令文の学習後。ONE WORLD 1ほか全教科書対応) |
| 形式 | 表=つくる(ゴール→お手本→表現バンク→動き決め→指示書)/裏=つたえる・ふりかえる(実演→投票→自己評価4観点) |
| 時間 | 30〜40分(実演込み) |
| 条件 | 命令文6文以上・Don't と Let's を1回ずつ・安全な動きに限定 |
「指示が通じた」が正確さの証拠になる
この活動の評価は独特です——インストラクターの指示でクラスが正しく動けたら、その英語は正確だった、ということ。発音が不明瞭なら誰も動けず、動詞を間違えれば変な動きになる。教室の反応そのものがフィードバックになるので、生徒は通じる英語を自分から目指し始めます。指示書の条件(Don't を1回・Let's を1回)が、禁止と勧誘の使いどころを体験に変えます。Don't stop! で笑いが起き、Let's do it again! で全員がもう1回——この2文の空気の違いは、説明では教えられません。
導入・定着との一本道
同じONE WORLD 1の命令文には定着ドリル(命令文の定着ドリル)があります。導入(TPRで意味を体感)→ドリル(形を固める)→この応用(指示する側へ)で一本道が完成。ここで作った体操は、帯活動として「今週の体操」に採用すると、授業前の1分間リフレッシュに再利用できます。