ワーク、プリント、提出物の未提出チェックと催促に、毎日時間を取られています。誰が出した・出していないを名簿で確認し、個別に声をかけて回るだけで、放課後が終わってしまいます。提出物の管理を、もっと軽くするにはどうすればいいでしょうか。(中2担当)
管理を、教師が一人で抱えない。生徒の自己管理と、チェックの簡略化で回す
提出管理に追われるのは、集める・確認する・催促するのすべてを教師が引き受けているからです。この作業は授業の準備でも指導でもないのに、時間を大きく食います。軽くする方向は二つ。生徒自身に管理を委ねること、そして教師のチェックを極限まで簡略化することです。管理の主体を生徒に移し、確認を一目で済む形にすれば、追われる時間は大きく減ります。
対策1: 生徒に、自己管理させる
提出の記録を、教師でなく生徒の側に持たせます。
- 提出チェックリストを生徒が持ち、自分で記録する
- 班や係が、提出状況をまとめる役を担う
- 「出したか」を自分で管理する習慣そのものを、指導の一部にする
管理を任せることは、手抜きでなく自立を促す指導です。
対策2: チェックを、一元化して簡略化する
確認作業を、一目で終わる形に整えます。
- 提出は出席番号順に並べさせる(名簿と照らせば一目)
- 提出箱を決め、そこ以外では受け取らない
- 全部を精読せず、出したかどうかの確認と中身の確認を分ける
対策3: 未提出への対応を、ルーティンにする
催促を、その都度の個別対応から、決まった手順に変えます。
- 未提出者への声かけを、決まったタイミング・方法で行う
- 一人ずつ追いかけず、まとめて掲示・連絡する
- 対応の手順を固定し、毎回悩まないようにする
管理を減らし、授業に時間を回す
提出管理に追われるのを、避けられない雑務とあきらめず、抱え込みを手放してみてください。生徒に自己管理させ、チェックを一元化・簡略化し、未提出対応をルーティン化する。この3つで、確認と催促に費やす時間はぐっと減ります。空いた時間は、授業の準備や教材研究という、本来力を注ぐべきところへ回してください。管理を軽くすることは、指導を厚くすることにつながります。