進行形の本質は「今まさに」の臨場感です。だったら導入も臨場感で——この授業案は、教師がマイク(の代わりの何か)を握ってスポーツ実況アナウンサーになりきり、教室の「今」を実況し続けることで be + ing を導入します。ふつうの現在形(いつもの習慣)との違いが、説明ではなく「実況というジャンルの声」で伝わるのが狙いです。
この教材で解決できる悩み
- 進行形と現在形の使い分け(今 vs いつも)が説明では伝わらない
- be動詞の抜け落ち(He playing)を導入段階から予防したい
- 3学期のだれた空気を変える授業の山場を作りたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(BLUE SKY 1 Unit 9) |
| 文法項目 | 現在進行形(肯定文・疑問文の入口まで) |
| 形式 | 授業案A4・3ページ+実況フレーズ集+ペア実況シート |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | マイクに見立てる小道具(あれば盛り上がる) |
授業の流れ(50分)
導入: 先生の実況中継(12分)
前置きなしで実況を始めます。
Ladies and gentlemen! Look! Kenta is opening his textbook! Oh, now he is smiling! And... Yui is writing something. She is using a red pen!
名前を呼ばれた生徒の動きをそのまま実況するので、教室は確実に笑いに包まれます。3分実況したら急に通常の声に戻り、"I play tennis every Sunday." と板書。「今の実況と、この文、何がちがう?」と問います。
気づき: 「今」の形(10分)
実況の文を板書に書き起こし、「実況の文には全部 be動詞+ing がある」ことを発見させます。整理は1行だけ——「いつもの話」はふつうの形、「今まさに」の話は be + ing。be動詞を「実況のスイッチ」と名づけ、スイッチ(be動詞)を入れ忘れると実況にならない、と印象づけます(He playing の予防線)。
展開: ペア実況トレーニング(20分)
ペアの一方が「動作カード」(eat / run / sleep / write など)からジェスチャー、もう一方がアナウンサーとして実況します(He is eating! She is running!)。実況フレーズ集(Look! / Oh! / Now...)を使うと「英語の文」ではなく「実況」として口から出るのがこの活動の妙です。交代しながら2周。
まとめ: クラス全体の実況(8分)
最後は教師が「Is Kenta sleeping?」と疑問文でクラスに問いかけ、Yes, he is! / No, he isn't! のコールアンドレスポンスで疑問文の入口だけ体験させて終了。次時に文字での整理(解説プリント)を予告します。
定着への接続
翌時は文字での整理に移ります。当サイトの『進行形の解説&定着プリント』(ing変化表→be動詞選び→書き換え→産出、解答つき)が、この導入のそのまま続きとして使えるよう設計されています。
投影版パワーポイント(Premium)
この授業案には、導入用のヒントクイズ投影版パワーポイント「ここはどこ?実況クイズ」(6問・実況が1文ずつ増える→クリックで正解・話者ノートつき)が付属します。〈be動詞+〜ing〉の実況文だけで場所を当てる形式で、「今まさに」の臨場感ごと進行形を届けます。クイズで耳をあたためてから、この授業案の実況中継パートへそのまま接続できます。ダウンロードはPremium特典です。